以前難しいと言われた萎縮についての質問をしたものです。検査の説明の時にラック?というものがきちんとあると言われました。受診した病院でも前庭部のところは生理的に萎縮のように見えることがあると言われたのですが、水野先生が指しているのはそこのことでしょうか?
また少し前回の質問を受けて調べて見たのですが、C-1というのは仮にあったらまずいのですか?それともこれくらいは生理的と取る先生もいるくらいなのでしょうか?何点もすいません!
1件の回答があります。
水野 靖大
<医師>
ラック(RAC)というのは粘膜を越しに毛細血管が透けて見える模様のことで、これが胃角小弯に見えるとピロリ菌はまずいないと思っていただいて大丈夫です。前提部が萎縮粘膜様に見える部分は観察する医師によって萎縮と表現する場合と萎縮はないと表現する場合があります。C-1は前庭部にとどまる萎縮のことで、先ほど記載したように前庭部が萎縮様に見える場合にC-1と記載巣する医師とピロリはいないと考えてC-1と記載しない医師がいます。
それよりも大事なことは、きちんとたとえば血中ピロリ抗体検査や尿素呼気検査などの結果も踏まえて所見を総合的に判断してピロリ感染の有無を評価することです。この結果に関しては観察医が一番わかっていますから十分説明を受けてください。
水野 靖大 <医師> マールクリニック横須賀 HPはこちら »
質の高い医療を、快適な空間で受けていただきたい、それが一番の願いです。
自覚症状が少なく胃がんリスクの高いピロリ菌感染の重大性を感じ、
積極的に地域の皆さんに検査の必要性を啓蒙しています。