水野 靖大 院長
胃炎や胃潰瘍もそうなのですが、一番の心配な点は、ピロリ菌に感染している人が100人いたらそのうち8人は胃がんであるというデータがあることです。つまり胃がんのリスクを減らすためにもピロリ菌の治療は有効だと言えます。また早期胃がんで治療をした人で、ピロリ菌の除菌を行った人は、行わなかった人よりも再発の確率が1/3に減るというデータもあります。
もちろんピロリ菌を除去しても、実はすでに胃がんがある人がいるかもしれません。その人が、ピロリ菌がなくなったからって喜んでいたら片手落ちになるので、ちゃんと胃カメラをやって、確認をした上でピロリ菌の除去をするという手順を必ず踏むようにしています。
内視鏡検査
ピロリ菌の検査や治療は、クリニックと病院でやることはまったく変わりません。
検査には、ピロリ菌がアンモニアを作り出す仕組みを使って、呼気(吐いた息)で検査する方法や、血中にあるピロリ菌に対する抗体を調べる方法、その他にも便から抗原を調べる方法、あとは実際に内視鏡でピロリ菌を調べる方法などいろいろありますが、どれもクリニックの外来でできる検査です。
治療に関しても、抗生物質を2種類、あと胃薬を1種類、合計3種類を1週間飲むのですが、これはご自宅でできるので、まったくクリニックで問題はありません。
(インタビュー:水野 靖大 院長/取材・編集:ピロリ菌ネット編集部)
水野 靖大 院長
マールクリニック横須賀
平成9年 | 京都大学医学部卒業 |
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京大病院、日赤和歌山医療センター、東京大学医科学研究所附属病院などで外科医として勤務後 | |
平成24年 | マールクリニック横須賀開院 |
マールクリニック横須賀
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